縁起
乾性寺(けんしょうじ)は、元和5年(1619)に創建された日蓮宗の寺院です。
当時高槻を治めていた土岐定義公(とき さだよし)が
乾性院日進上人(けんしょういん にっしん しょうにん)という僧侶に帰依し、
亡母の菩提を弔うべく寺領を寄進したことから始まったとされています。

母堂は長壽院殿妙遠日久大姉(ちょうじゅいんでん みょうおん にちきゅう たいし)
というお名前で、江戸期に建立された墓地が現在でも境内に残されています。


建立から70~80年の年を経た頃、新たに高槻藩主となった
永井直種公(ながい なおたね)が天神祭の折に当山を訪れ、
妙見菩薩(みょうけんぼさつ)を勧請されました。
また、ご自身で梅の木をお手植えになったと伝えられています。
その木は300年以上経った現在でも境内にあり、
樹木医の治療により今でも多くの方の目を楽しませています。

乾性寺は何度も山火事等で堂于を失いましたが、
現在の本堂は昭和57年(1982)第34世日亮上人によって復興され、
妙見堂と山門も平成5年(1993)に復興されました。

住職紹介
第37世 阪田祐光(さかた ゆうこう)
平成27年~ 日蓮宗僧侶
平成31年~ 乾性寺住職
令和 4年~ 大阪市住之江区旭医道会中村クリニックにてチャプレン(病院付き宗教者)
令和 7年~ 上記に並行し、堺市宮前医院にてチャプレン